
スペイン旅行の帰途、ドバイで途中降機したので、観光というよりもの、乗り物探訪しました。カミさんがいるので、顔色をうかがいながら…
初掲載:2025年10月 Last Update:2025年10月
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| ドバイメトロ (Dubai Metro) |
GGICO⇔Sobha Realty (Red Line) 31㎞ Gold Souq⇔Burjuman (Green Line) 5㎞ |
22AED (Nol Card) |
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| ドバイトラム (Dubai Tram) |
Al Sufouh⇔Palm Jumeirah ⇔ Dubai Marina ⇒ Jumeirah Lake Towers ⇒ Dubai Marina 14.5㎞ |
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| パームジュメイラモノレール (Palm Jumeirah Monorail) |
Palm Gateway ⇔ Atlantis The Palm 5.5㎞ | 30AED | ||
| 1AED=39.1JPY | ||||


カミさんをホテルに残して…
ドバイ着が早朝だったので、仮眠をとるカミさんをホテル(Copthorne Airport Hotel)に残し(しめしめ…)、メトロの「高架」を探し、GGICO メトロ駅に到着しました。空港からホテルまでバスで来たので、駅までの土地勘が働かず、思いのほか時間がかかりました。
駅の券売機でノルカードと呼ばれる1日乗り放題バスを22AEDで購入し、乗り込みます。

あいにく朝のラッシュにぶつかり、すぐには着席できませんでした。
ドバイメトロには1編成の中に3種類のクラスがあります。1つは普通の車両のシルバークラス。1つはグリーン車のようなゴールドクラスで、当然料金が高い。もう1つは女性専用車両で、イスラムの教えによるもの。女性専用車両との連結部にはおじさんが立っていて、関所のような役割を担っています。女性が通常車両に移動することはできても、男性が女性専用車両に移動することはできません。先頭が女性専用車両の時、カミさんに頼んで運転席からの車窓の様子を写真で撮ってもらったりしました。

西方面へ移動中、ドバイフレームやブルジュカリファを車窓から見物していると席が空き、ようやく着席。ただ、飛行機で夜間移動してきたこともあり、着席した途端、うとうと…。ちなみにドバイトラムは居眠り厳禁で、罰金の対象だとか。

結構混んでいる… ドバイフレーム 世界一高いビル:ブルジュカリファ
ドバイメトロとは…
日本とトルコの企業が合同で建設し、2009年9月に開業しました。車両は近畿車輛製の5両編成で、世界最長の無人全自動運転を行っています。レッドラインとグリーンラインの2路線で総延長89.6㎞あります。

Gold Souq駅のプラットホーム カミさんに頼んで先頭の様子を撮ってもらう Al Ghubaiba駅の地上部分

方向も考えずに、来たトラムに飛び乗れ!
ドバイメトロをSobha Realty駅で下車し、連絡橋を渡ってドバイトラムのDubai Marina駅にやってきました。このあたりは路線が環状線になっている。全区間乗車するつもりだったので、方向は考えず、最初に来たトラムに飛び乗りました。全線を乗るつもりだったのでできるワザ(?)です。

トラムがやってきたぞ!
東のパームジュメイラ方面に進んでいるようです。左側に運河を見ながらゆっくり進みます。4駅目のPalm Jumeirah駅まで進みます。

ドバイトラムは2014年11月に開業しました。一部ループ線になっています。Nol Cardで乗車可能です
「地表集電」というシステムを採用しており、架線がありません。
これは地下鉄で数多く採用されている第三軌条方式(線路の外側近くに集電用レールがある)とは少し異なります。線路の真ん中に3本目のような集電用プレートが埋められており、トラムが通過するときだけ電気が流れるというシステムで、道路を渡る際に人間が踏んでも安全とのこと。ほんまかいな?と思ったのですが、フランスでは結構採用されているとのことです。
ドバイトラムにも女性専用およびゴールドクラスがあります。

シルバークラスと呼ばれる一般席車両 ゴールドクラスはトラムでも1席+1席という席配置

暑い駐車場を通り抜けてモノレール駅へ
Palm
Jumeirah駅で一旦トラムを降りたのは、名前の通り、パームジュメイラに向かうため。
パームジュメイラとは、あの、ヤシの木の形をした人口島で、かつてはデビット・ベッカムがヴィラを所有していたことで有名です(Z世代の人達はデビット・ベッカムと言ってもわかんないかなぁ…)。
モノレールの駅に向かうため、高架の歩道を歩いた後、建設中のビルの駐車場の中を歩きます。トラムの中は冷房が効いていたものの、さすがに駐車場は冷房がなく、暑い。殺風景な中、掲示板に従い、とぼとぼ歩きます。5分ほど歩き、ようやくPalm
Gateway駅に到着しました。
ノルカードが使えないので、往復チケット(30AED)を購入し、乗り込みます。

15分間隔で出発 モノレールのチケット 車内は短距離ということもあり、シンプル
モノレールは当然高架で、見晴らしがいい。太い幹の先端にそびえ立つThe Palm Towerの建物を見上げる。上部の展望台からはどんな風に見えるのだろうか…。そんなことを考えていると、左右にヤシの枝のように砂浜が広がる。ビーチがそこかしこに現れます。そして「ヤシ」の枝の先端の先は海。海の上をモノレールが進みます。左にAtlantis The Palmホテルがど~ん。

そして、海に飛び込むかのようにレールの先端が途切れ、終着のAtlantis Aquaventure駅に到着しました。

海の中を走る モノレールの行き先は海と空?
「こんなとこ、お金がいくらあっても足りない」ので、駅周辺をちょっとブラブラしただけで折り返します。

終点を下からパシャ 周囲を車で走ると気持ちいいだろうな 真ん中の溝、ウォータースライダーです

たまたま団体さんと遭遇 これが自動改札
今度は先頭の席をゲットできた。そう、このモノレールも無人運転。海の上を進み、8分後、あっという間にヤシの木の根元にあたるPalm Gateway駅に戻ってきました。
先頭に乗り込み、来た道を戻る ビルの中に突っ込む(Palm Gateway駅) Palm Gateway駅

再びもわっとするビル内の駐車場を通り、トラムのPalm Jumeirah駅にやってきた。まずは、来たときと同じ方向に乗車します。2つ先のAl Sufouhに到着。ここが終着駅になります。
連絡橋から覗き込むとトラムがやってきた オレンジの機械は券売機(Palm Jumeirah駅) 終点のAl
Sufouh駅
この先にはグーグルマップによると操車場があり、将来はドバイメトロに接続するとのことですが、今はここまでなので、折り返し西方面に戻ります。途中、ループ線になり、1周してDubai Marina駅に戻ります。

次はドバイメトロに乗り込みます。カミさんと約束した時間に間に合うよう、早くホテルに戻らなきゃ。


アブラ船とは「渡し船」のこと
ホテルでカミさんと合流し、メトロで向かった先はドバイのスーク。スークとはアラビア語で市場のこと。ブラブラ歩いていて驚いたのは、「コンニチワ」ではなく「ニーハオ」と連呼されたこと。ジャパンマネーは過去の話、ということか。

暑いので、買いもしないのにエアコンの効いた店で冷やかしをする。冷やかしを続けるうちに運河沿いに出て、アブラ船に乗り込みます。アブラとは「渡る」の意味で、まさに渡船です。
15人も乗れば満員の、小さな木造船に乗り込み、運河を渡りましょう。運賃が1AEDというのがいいねぇ。香港のスターフェリー、ペナン島フェリーのようなプチトリップ気分。
遠くにモスクが見えるぞ。え~、なに?スークを歩いて疲れたから冷房の効いたところでジュース飲みたいだって?ハイハイ。
アブラ船に乗り込んで運河を越えよう 風が心地よい

対岸に到着
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ドバイ・コネクトでドバイをプチ満喫
いつも貧乏旅行している私が、ドバイでホテルのデイユースを利用するとは…実はわけがあります。
何を隠そう、実は、タダ。「ドバイ・コネクト」というシステムで、「(最初の)接続便との間隔が10時間以上・24時間未満の場合、無料でホテルを利用できる」というもの。事前にエミレーツ航空にリクエストしさえすれば手続き完了です。

空港でバウチャーを受け取り、バスに乗ってホテルへ あてがわれたのはコプソーンエアポートホテル
部屋としてはどうということはないが、タダです 味は…でも、何度も言いますが、タダです
ホテルがどこになるかは事前にはわかりませんが、ドバイ到着の時間が早朝5時30分だったこともあり、なんと3食分のホテルのミールクーポンを発行してもらえた。
何度も言いますが、タダです。だからカミさんはホテル到着後に仮眠したってわけ。また、ドバイ出発前にシャワーを浴びることができ、さっぱりしてロングフライトの機中の人になることができました。

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